🦁 ナビ助のおすすめ!
医師転職ドットコム
医師専門の転職支援サービス。非公開求人多数・専任コンサルタントが条件交渉までサポート。年収アップ・働き方改善を目指す先生方に。
医師転職ドットコムの公式サイトはこちら税理士選びを間違えると、年間で数百万円の差が出ることも
「確定申告だけやってくれればいい」と思って、なんとなく近所の税理士にお願いしていませんか? 実は医師の税務は、保険診療と自由診療の区分や医療法人特有の会計処理など、一般的な事業とは異なる専門知識が求められるジャンルです。医療に詳しくない税理士に頼んだ結果、本来使えるはずの節税対策を見逃してしまうケースは珍しくありません。
この記事では、医師が税理士を選ぶときにチェックすべきポイントと、顧問料の相場について解説します。これから開業する先生も、税理士の見直しを考えている先生も参考にしてみてください。

なぜ医師には「医療に強い税理士」が必要なのか
医療特有の税務の複雑さ
医師の税務が複雑な理由はいくつかあります。まず、保険診療と自由診療では消費税の取り扱いが異なること。保険診療は非課税ですが、自由診療は課税対象です。この区分を正しく処理できない税理士だと、余計な税金を払うことになりかねません。
また、医療法人を設立している場合は、一般法人とは異なる配当禁止や持分の評価など、医療法人特有のルールへの理解が不可欠です。さらに概算経費の特例(措置法26条)を使える場合もあり、医療業界の慣行を知らないと正しい判断ができません。
医療に強い税理士に頼むメリット
- 医療業界ならではの節税対策を提案してもらえる(措置法26条の活用、MS法人設立の判断など)
- 診療報酬改定の影響を踏まえた経営アドバイスが受けられる
- MS法人(メディカルサービス法人)の活用など、医師特有のスキームに対応できる
- 医療法人設立のタイミングや手続きについて的確なアドバイスがもらえる
- スタッフの給与計算、社会保険手続きまでワンストップで対応してもらえることも
- 将来の事業承継や相続対策も見据えた長期的なプランを立ててくれる
ただし、丸投げにすると提案の良し悪しを判断できません。クリニック経営の基本的な数字の見方をまとめた入門書を1冊読んでおくと、税理士との面談で「何を聞けばいいか」がはっきりします。
税理士を選ぶときの4つのチェックポイント
1. 医療業界での実務経験
まず確認すべきは、過去にどれくらいの医療機関を担当した経験があるかです。「医療に強い」と謳っていても、実際の顧問先に医療機関がほとんどないケースもあります。具体的な担当件数や事例を聞いてみましょう。できれば顧問先の半数以上が医療機関という事務所が理想的です。
2. 節税への積極性
確定申告を正しく処理するだけなら、どの税理士でもできます。差がつくのは、積極的に節税策を提案してくれるかどうかです。小規模企業共済やiDeCo、法人化のタイミング、退職金の設計、経費の適正な計上方法など、先を見据えたアドバイスができる税理士を選びましょう。年間の節税効果が顧問料を大きく上回るケースも珍しくありません。
3. レスポンスの速さ
税務上のトラブルや急な相談が発生したとき、すぐに対応してもらえるかどうかは非常に重要です。「メールを送っても3日返信がない」という状況では、スピードが求められる場面で困ります。契約前にレスポンスの目安を確認しておくのがおすすめです。特に確定申告シーズンの繁忙期にも対応が遅れない体制があるかどうかは重要なポイントです。
4. 長期的なパートナーになれるか
良い税理士は、目先の税金だけでなく、将来の資産形成・引退後の生活・相続・事業承継まで視野に入れた助言をしてくれます。短期的なコスト削減だけでなく、10年・20年先を見据えたパートナーシップを築けるかどうかも大切な判断基準です。開業から引退まで長く付き合える相手を探しましょう。

税理士の顧問料はどれくらいかかる?
クリニックの税理士顧問料の相場は、月額3万円〜6万円程度が一般的です。ただし、これは月次顧問料のみの金額で、確定申告・決算申告は別途費用がかかるケースが大半です。
- 個人クリニックの場合:年間で60万〜70万円程度が相場
- 医療法人の場合:年間で65万円〜が相場(法人特有の処理が加わるため割高になる傾向)
- 開業初年度:月額3.3万円〜5.5万円程度からスタートするケースが多い
記帳代行、給与計算、年末調整なども依頼する場合は、さらに追加費用が発生します。「月額1万円〜」のような極端に安い料金を提示する事務所もありますが、基本料金に何が含まれているかを必ず確認してください。安い事務所は記帳代行や決算料が別料金のことが多く、年間トータルで比較すると大して変わらないことも。
顧問料を抑えたい場合、こちら側で領収書や請求書を月ごとに整理しておくと記帳代行の手間が減り、交渉の材料にもなります。月別に仕切られた領収書ファイルに放り込んでいくだけでも、月末の作業がかなり楽になります。
🦁 ナビ助のおすすめ!
医師転職ドットコム
医師専門の転職支援サービス。非公開求人多数・専任コンサルタントが条件交渉までサポート。年収アップ・働き方改善を目指す先生方に。
医師転職ドットコムの公式サイトはこちら税理士の探し方3選
1. 同業の医師仲間からの紹介
同業の医師仲間や、取引先の銀行・医薬品卸などから紹介を受けるのは有力な方法です。実際に利用している人のリアルな評価が聞けるのは大きなメリット。開業医のコミュニティや医師会のつながりを活用しましょう。
2. 税理士紹介サービスの利用
「医療 税理士」などのキーワードで検索すると、医療専門の税理士を紹介するサービスが見つかります。複数の候補を比較検討しやすいのがメリットですが、紹介手数料が発生するケースもあるので事前に確認しましょう。無料で紹介してくれるサービスもあります。
3. セミナーや勉強会で直接出会う
医師向けの経営セミナーや節税セミナーに参加すると、医療に強い税理士と直接話せる機会があります。人柄や専門性を確かめやすいのが利点です。講師として登壇している税理士は専門知識に自信がある証拠でもあります。

医療法人化のタイミングを見極める
開業医にとって、医療法人化のタイミングは税理士に相談すべき最重要テーマの一つです。一般的に、所得が1,800万円を超えると個人の所得税率は40%になるため、法人化による節税メリットが大きくなるとされています。
ただし、法人化にはメリットだけでなくデメリットもあります。社会保険への加入義務、法人住民税の均等割(赤字でも年間約7万円)、決算や社会保険手続きの事務負担増加などが代表的です。これらを総合的に判断できるのが、医療業界に精通した税理士の腕の見せどころです。
法人化を検討する際は、記事執筆時点の税制に基づいたシミュレーションを税理士に依頼し、個人事業のまま続ける場合と法人化した場合の税負担を具体的に比較してもらいましょう。
税理士との上手な付き合い方
せっかく良い税理士を見つけても、うまく活用できなければ意味がありません。以下のポイントを意識すると、税理士との関係がより実りあるものになります。
- 定期的な面談を設ける(月1回が理想、最低でも四半期に1回)
- 経営数値をこまめに共有する(自計化している場合はデータ連携を)
- 設備投資やスタッフ増員など大きな支出の前に必ず相談する
- 税制改正の情報をもらえるよう依頼しておく
- 「節税で何かできることはないか」と自分から聞く姿勢も大切
税理士は待っていてもなかなか積極的に提案してくれないこともあります。先生のほうから「こういうことはできますか?」と聞くだけで、思わぬ節税策が見つかることもあります。
そのためには、こちらにも最低限の引き出しが必要です。医師向けの節税・資産形成をテーマにした書籍を読んでおくと、小規模企業共済や法人化といった論点を自分から切り出せるようになります。
よくある質問(Q&A)
Q. 勤務医でも税理士は必要?
勤務医で副業収入がない場合は、確定申告を自分でやることも可能です。ただし、複数の病院で勤務している場合や、バイト収入がある場合、不動産投資をしている場合は、確定申告が複雑になるため税理士に依頼するほうが安全です。税理士費用は確定申告だけなら5万〜15万円程度が目安です。
Q. 税理士を変えるタイミングは?
節税の提案がない、レスポンスが遅い、医療法人化を検討しているのに対応できないといった不満がある場合は、変更を検討する価値があります。決算期が終わったタイミングで切り替えるのがスムーズです。引き継ぎには1〜2か月程度の余裕を見ておきましょう。
Q. 顧問税理士がいれば税務調査も安心?
顧問税理士がいれば、税務調査の際に立ち会ってもらえます。日頃から適正な会計処理をしていれば、調査が入っても大きな問題にはなりにくいです。また、税務調査への対応経験が豊富な税理士を選ぶことで、万が一の際も安心です。
まとめ|医師のお金を守れる税理士を選ぼう
税理士選びは、クリニック開業と同じくらい重要な経営判断です。良い税理士に出会えるかどうかで、生涯の手取り額が数千万円単位で変わることもあります。医師の税務は専門性が高く、一般的な税理士では対応しきれない部分があります。医療業界の実務経験が豊富で、節税提案に積極的で、長期的な資産形成まで相談できる税理士を見つけることが、クリニック経営の安定と将来の資産防衛につながります。
顧問料の安さだけで選ぶのではなく、「この人に任せて良かった」と思える税理士と出会えるよう、複数の候補と面談してみてください。
Q. 税理士と会計士は何が違う?
税理士は税務の専門家で、確定申告や節税対策が主な業務です。公認会計士は監査が主な業務ですが、税理士登録をしている会計士もいます。クリニック経営のパートナーとしては、税務に特化した税理士のほうが適しているケースが多いです。医療法人の場合は監査が必要になることもあるため、両方の機能を持つ事務所を選ぶのも手です。
Q. 税理士の顧問契約、途中で解約できる?
一般的には解約可能です。ただし、契約書に解約予告期間(1〜3か月前など)が定められていることが多いため、事前に確認しておきましょう。引き継ぎの都合もあるので、新しい税理士を決めてから解約を申し出るのがスムーズです。
参考:専門家プロファイル 医療業に強い税理士の選び方|税理士セレクション クリニックに強い税理士とは|DtoDコンシェルジュ 税理士の選び方
🦁 ナビ助のおすすめ!
医師転職ドットコム
医師専門の転職支援サービス。非公開求人多数・専任コンサルタントが条件交渉までサポート。年収アップ・働き方改善を目指す先生方に。
医師転職ドットコムの公式サイトはこちら


